つれづれ

『部屋の中には…』小話

元ネタについて

プレイした方の中には薄々感付かれた方もいたんじゃないのかなあと思いますが、このストーリーは意味が分かると怖い話系統の話からネタを得ています。

元ネタを見た場所を覚えていないのでここに貼ることはできないのですが、だいたいこんな感じの話だったと思います。

引きこもりの息子をもつ両親がいた。母親は息子を気にかけており、食事を運んだりドア越しに話しかけたりといつも献身的に世話を焼いていた。疲れた様子で毎日空になった食器を息子の部屋の前から運んでいく母親の姿を、父親は影で見守っていた。
ある日(どういう経緯かは忘れたが)開かずの間だった息子の部屋のドアが開かれることに。しかし父親の予想に反して中には息子の姿はなく、代わりに、死後何年も経過したと思われる白骨死体がそこにあった。

この話を元に、設定をちょっと実況向け・ギャグ向けにいじってみたりして(息子→弟、母親→姉)できあがったのが本ストーリーです。

こだわったところ

今回のテーマは「身近な、たったドア一枚挟んだ向こう側に潜んでいる恐怖」。

END3を見終わった後で、「そういえばあの人最近会ってないけど…」とふとそんな言葉が浮かんでしまう。そういった雰囲気を目指しました。

あくまで日常の中での出来事なので、非日常的なグロテスクなビジュアル表現は極力避けました。

いかに血ブシャァをせずに気味悪さを出すか、バンバーンと脅かさずに精神を揺さぶっていくか。また、一から十まで説明することなく、いかに「それ」を「そう」だと察してもらうか(なぜタンスの中に消臭剤が? など)。

少しでも背筋がぞくっと感じていただけたら嬉しいです。

キャラについて

ところで、今回の主人公であるお姉ちゃんは天然・巨乳設定です。

横から見たときに巨乳だとわかるように歩行グラフィックには気を使ったつもり…です。
21歳、天然・巨乳、弟思い。このあたりも狙ってますね…(21歳という響きが好き)。

ちなみに名前は出しませんでしたが、弟のタロウにちなんでお姉ちゃんの名前は「花子」ちゃんでした。
苗字は山田とかかな?

両親の存在については、弟の部屋の隣部屋を調べるとある通り、数年程前からいません。

そのため、姉が一層弟に対してかいがいしく世話を焼いちゃうんですよね。それなのにEND2、END3ときたら……。

やっぱりEND1が平和で幸せだね。

本当は実は主人公が狂ってたENDも用意しようかとも考えたんですけど、このお姉ちゃん、ちょっと天然すぎてそれは無理でした。

ほか小ネタ

ストーリーを進めるためのイベント以外にも、他にもちょくちょく探索すると見られるイベントがいくつかあるのですが、見つけられたでしょうか……?

END3ルートではDVDを見終わった後で机の引き出しの3段目を調べると謎のシミ付きブルーシートが出てきたり、END1ルートではPCと大きな箱に数字を入力すると(数字は他ルートと同じ)アレなものが出てきたり……。

基本的にEND3ルートで中身が見れるものはEND1ルートでも見ることができるのですが、1つだけ、例外として謎は謎のままに開かずの間とした場所があります。

机の引き出しの2段目、日記が入っていた場所です。

当初、予定ではその引き出しも同様に鍵を入手して開けられるようにし、中から出てきたのはなんと弟×姉なイカガワシイモノで……と考えていたのですが、さすがにそれはホラーすぎてやめました。

あのロリ貧乳好き性癖は実はカモフラージュで本命はこっち、とかちょっと弟と二人暮らしなお姉ちゃんには展開が恐怖でしかない……。さすがの天然も、察してしまうものです。

某掲示板ネタのようにギャグちっくなノリになればいいのですが、あんなテンポでは会話できず確実に空気がまずい方向に行ってしまいそうになるのが、ウチのお姉ちゃんでして。

これではタイトルが「部屋の中には…」から「引き出し中には…」になりかねないとハッとしたので、封印させていただきました。

他のネタは考えなくもなかったけど、これはこれで謎のままの方が(私自身が)あらぬ想像を掻き立てられるかなあ……と。

これを読んだみなさまも、どうぞ、ご自由に引き出しの中身を想像してみてくださいませ。